最近では運動会を半日で実施する小学校が増えているらしく、ニュースで愛知県安城市を取りあげていた。

「どうせクレームのせいだろうな」と思っていたら、「熱中症対策」なのだとか。
熱中症を考慮すると運動会が半日になるらしい。思考停止そのものである。熱中症より重症だ。
もう一つは家庭環境の変化。だから何なのだ?家庭環境を考慮するとなぜ運動会が半日になるのだ。午後からしか都合の付かない親はどうするのだ。

熱中症と家庭環境の変化。
もっともらしく聞こえるが、大のオトナが真面目に議論してこんな決定をするはずがない。

保護者の中には、「朝早くから弁当を作らなくてよくなったし、場所取りに行かなくてもよくなったので、楽になって良かった」という意見があるらしい。
結局、熱中症でも家庭環境でもなく親の都合。そもそもこんなことを平然と口にする親は最初から場所取りなんてしていないだろう。
こういう親がクレームを入れた結果とも考えるが、一方で教員もそうしたかったのではないか。プログラムが多いと何かと負担も増えるし、頑張って開催した運動会で結局親から不満の声を聞かされるくらいなら、時間を短くしてさっさと終えてしまおうと思うのも不思議ではない。

楽ばかり考える人間が結託すると、運動会は午前中で終わることになる。

教育委員会は「多様な社会というか、保護者も色んな状況の方がいる。」と格好つけていたが、「色々」ではなく声の大きな者の意見ばかり聞いているとこうなるのだ。

運動会も時短。
であれば、プログラムを半分に減らすなどという無能ぶりを発揮するのではなく、子供にとっては何の意味もない来賓の挨拶から省略してはどうなのか。入場行進も削る。準備体操も各自が家で済ませてくればいい。

結局はすべて大人の事情。年に一度しかない運動会なのに、親から「運動会で弁当つくるのも、席を取るのも面倒臭いから良かった。」と言われる子供の気持ちは如何ばかりか。
Back Number -411号掲載分-