どんな世界のどんな組織にも必ずおかしなことを言い出す人はいる。
それ自体はおかしなことではない。
おかしなことを言い出す人がいることでおかしな結果を招くのは、おかしなことを認めてしまう場合だ。
 
ということで、今回の卓球世界選手権の女子準々決勝前に韓国と北朝鮮による南北合同チームが急遽結成されたという騒動に於いては、国際卓球連盟の会長が一番の頓珍漢だと言える。
 
韓国選手団の団長やコーチや選手が「合同チームを!」と言ったところで、それは無視すればよいだけのこと。
大会が始まっていざ準々決勝で戦うことになってから「合同チームを結成しよう!」と言い出すおかしさはもうどうにもならないのだから、これはこれで「そういうおかしなことを言い出す人っているよね。無視しよう。」でスルーしておけばよいのだ。

しかし、あろうことか今回はそれを認めてしまった。
てっきり国際卓球連盟の会長も韓国人だと思っていたら、ドイツ人。
「政治的理由により戦わないことになりました。」なんだとか。戦いに来ているのに戦わないなら、両国とも負けだろう。

きっとこの会長、自分が目立つチャンスだと思ってしまったのだろう。
会長曰く「ルールは尊重する。そしてルールは変わる。これが答えだ。これはルール以上のもので、平和へのサインだ。」
結局この人はおかしなことを言い出す人でもあったのだ。どうりで防げなかったわけだ。
Back Number -410号掲載分-