LED照明と蛍光灯と白熱灯の違い
 LED照明と蛍光灯と白熱灯は、いずれも電気によって発光する照明器具ですが、寿命や発熱などの違いがあります。

 2020年よりトップランナー制度の導入で、長寿命と低発熱で省エネ効果の良いLED照明に置き換わって行くと言われています。


・LED照明とは
LED(発光ダイオード)は、ダイオードの一種で電圧を加えた際に発光する半導体素子。
LED照明はその半導体部分とさまざまな回路、パッケージ部品などによって構成された照明です。
低消費電力で熱による劣化が少なく長寿命といった特徴を持っています。

・白熱灯とは
ガラス球内のフィラメントが通電によってジュール熱の輻射を利用して発光する照明です。
電力の多くが赤外線や熱として放出されるため発光効率が低い。

・蛍光灯とは
放電で発生する紫外線を蛍光体に当てて、可視光線に変換する光源です。
蛍光灯は、蛍光管という管に電気を流すことによって発光します。
点灯には安定器(インバータ含む)が必要なため、直接電圧を掛けただけでは使用できない。


<LED照明と蛍光灯と白熱灯の違いとは>
LED照明と蛍光灯と白熱灯の違いは、なんといってもその寿命でしょう。
白熱灯の寿命は1,000~2,000時間程度、蛍光灯の寿命は1万3,000時間程度といわれていますが、LED照明の寿命は約4万時間です。
1日10時間使用したとして、白熱灯は3カ月~6カ月、蛍光灯約3年7カ月、LED照明は約11年なので、価格の高いLED照明を購入しても、1~2年で購入コスト分が回収できます。
また、LED照明は普及に伴い価格が下がってきており、利用コストの差はますます拡大しています。

消費電力でもLED照明は白熱灯の20%ほどと、大きな省エネ効果があります。
従来蛍光灯との比較ではさして大きな違いはないといわれていましたが、最近では、従来の蛍光灯に対して40%の消費電力で利用できる、蛍光灯型LED照明なども開発されています。

それ以外でも、LED照明はほかの光源と比べて紫外線を出さないため虫などを寄せ付けにくく、照明器具のメンテナンス回数を軽減でき、耐衝撃性も白熱灯、蛍光灯などと比べて高く、使い勝手が良い、保管もしやすいといったメリットもあります。


<トップランナー制度について>
2020年より、LED照明、蛍光灯、白熱灯が統合して照明器具となり、消費効率の良いLED照明が基準となります。
その為、蛍光灯・白熱灯をたくさん売ると基準に達せず、罰則を受ける可能性があります。
蛍光灯・白熱灯が販売停止とはなりませんが、LEDが中心となり蛍光灯・白熱灯を減少して行くだろうと言われています。

<環境について>
一般の蛍光灯とLED照明でCO2排出量を比較してみると、40,000時間(24時間・365日点灯で約4年半)あたり965kgのCO2削減効果があります。
これは生育スギの木、約68本分の吸引量に相当します。


まとめ
LED照明は白熱灯や蛍光灯よりも価格が高いので現在の普及率は低いのですが、普及が進むにつれて価格が下がってきており、さらに長寿命のため長時間使うことで結果的に節約につながります。
又、トップランナー制度などにより、省エネと環境面から白熱灯や蛍光灯からLED照明に置き換わると言われています。