pH計について
 pHという言葉は、ほとんどの方がご存じのことと思います。近頃では「お肌のpH」とか「食生活のpH」などという風に、すでに私たちの生活の中にもpHという言葉が使われています。
 また、リトマス試験紙を使ったpH実験をしたことを憶えている方も多いことでしょう。

 pHとは水溶液の性質を知るために必要な単位です。

pH計とは
 水溶液のpH(酸性度又は塩基性度)を測定するために用いる電子機器です。
 典型的なpH計は、特殊な測定用探針(ガラス電極)がpHを測定して値を表示する
 電子メータに繋がった構造をしています。

pHとは
 溶液中の水素イオンの濃度をいいます。
 溶液1Lの水素イオンのグラム当量数で表し、一般にはpH=log[H+]として定義され
 ます。
 pH=7で中性、pH<7で酸性、pH>7でアルカリ性であり、特殊な例(温泉など)
 を除いて河川水素の表流水は中性付近のpH値を示します。
 水道用水として望ましい水質はpH6.5~8.5の範囲です。

pH計の仕組み
 pH計の探針は先端についた薄層ガラス球の周囲のオキソニウムイオンの活性として、
 pHを測定します。探針は、pHあたり約0.06ボルトの小電圧を作り出し、これを測定してpHとして
 表示されます。


酸性とアルカリ性
 レモン汁をなめると「すっぱい」味がし、石けん水はヌルヌルして少し「にがい」
 味がします。
 このレモン汁に青色リトマス試験紙を浸すと試験紙は赤色くなり、石けん水に赤色
 試験紙を浸すと青色くなります。
 試験紙が赤くなったレモン汁は酸性、青くなった石けん水はアルカリ性です。
 つまり、pHとはこのような水溶液の性質(酸性・アルカリ性の程度)をあらわす単位
 なのです。
 中性はpH7、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性と呼びます。
 

使用用途
・金属鉱業:金属はそれぞれ、あるpHの溶液に溶けやすいという性質があります。
 そこで必要な金属を取り出す際に溶解液のpH調整が行われています。
・上下水道:河川から取り入れた水を塩素殺菌したり、凝集剤を加えて沈殿濾過した
 りしますが、この時に反応しやすくする為にpH調整が行われています。
・医療関係:試薬の調整や、健康の目安としての血液等の体液のpH測定が行われて
 います。
・製紙業:紙の品質チェックにおいてpH値が重要な目安のひとつです。紙料の蒸解、
 漂白、調合等の工程でpHを調整する事により、使用薬品の消費量を減らし、
 機器の腐食を防止しています。

まとめ
 日頃の生活でも身近に使われるpH値ですが、上記のような業種でも様々な用途で測定しています。正しいpH値を測定しなければ品質や安全を守る事が出来ません。
 pH値を測定して数値で表示できるpH計を使用してみてはいかがでしょうか。